国民全員に一意な番号(いわゆる背番号)を付与するマイナンバー関連法案が可決され、2年後に国民のマイナンバーの運用が始まる予定になっています。

これ自体は大変素晴らしいことでして、さっさとやったらいいのにと思っていました。
医療機関間で紹介状を書くにも、マイナンバーを使えば(外国人以外は)一意にどの患者と分かるので大変便利。
同姓同名のリスクがなくなるわけです。
EHR(生涯医療記録)も、マイナンバーがなければ机上の空論です。

ただ、活用するであろう医療機関のソフトも運用もザルなのが問題。
もしマイナンバーが浸透して、クラウド上にマイナンバーをキーにした情報共有サービスなどが盛んにつかわれていた場合、医療機関がハッキングされてマイナンバーが大量に流出するリスク、すでに手に入れられているマイナンバーで医療機関内の患者情報が引き出されるリスクが出てきます。

現状を少しでも打開できるように、今一生懸命セキュリティについて勉強しています。
SSLとかVPNとかワンタイムパスワードとか。
便利と危険はいつも表裏一体ですからね。